焼き菓子 Compath

2022/04/15 18:49


こちらのブログは別サイト【Ludens】のブログのリポストです。
読んでもらえると嬉しいです。

ネガティブではありません。
そんなわけありません。やる前なんですもん。楽しみに満ち溢れています。

以前のブログでは【当店の普通じゃないお店】についてご紹介させていただきました。


今回はそれに少し付け加えた形になります。
それは、
僕はポジティブに【終わり時】を決めているということ。

僕のお店は"店内飲食を5月14日(土曜日)" からスタート予定です。

ゴールデンウィーク期間中はお試しではありますが、少しだけテイクアウトのお菓子をご用意する予定ですが、

そんな僕のお店の閉店は1100日後です。

およそ3年で今から出来上がる実店舗は、なにをしているかわかりませんが皆様へのサービスを一旦終了します。
僕の中でそこには【限られた時間内で最高のお菓子を作る!!】と言う気持ちが込められています。

人生は有限です。
当たり前にくる明日は実際のところ存在していないし、いつ人生が終わるかもわかりません。
その日気づいた改善点や発見を【いつかやる、、】というのは、いつまでも今の状況が続くという【期待の上】で成り立っています。

僕はこの気持ちが結構強いです。
いつか、、、と考えているうちにお店を開く目標を実現するのに32歳までかかってしまいました。

今回家族の応援が大きくあり、サボりがちな気持ちを引き締めて、諦めずにお店を開く準備ができました。

3年でなにができるのか! というお声もあるかと思います。
でも3年で何かを作り上げられなければいけない業界だとも思います。

それは3年でお店を有名にする!というミーハーな解答ではなく、
3年という時間で【自分が自分になにを残せたか】という自問自答の哲学にも近い自分への課題です。

飲食店の存在する根本的な理由は、食事を通して皆様からお金をいただき経営や従業員の生活を回していくことにあるかとは思います。
当店といたしましてもその社会システムから外れる事はないのですが、

僕は焼き菓子を始めた頃から【いただくお金】について本当に多くの意識チェンジを迫られ変わってきました。

先に挙げたシステムから外れることはないとはいえ、お金をいただく行為に対して自分がどこまで価値を付けていけるのか。

僕の中でのその答えの出し方は【終わりを先に決める】という選択肢が一番しっくりきて、一番自分のケツを叩く決断だったと思います。

3年という時間はお会いできる方も限られます。
必ずくる終わりの時間には必ず【振り返る時間】がやってきます。

振り返った時今までをしっかりと全力で走り抜けれたか、
悔いのない3年だったか
と自問自答して自分に及第点をあげれるようにこれからの時間の使い方を考えていきます。

また次回のブログにてご紹介いたしますが、
当店は結構大きな違和感が他店様と比べてあるかと思います。

・とりあえず毎週土曜日のみのお食事のご紹介
・火曜日~土曜日までのテイクアウトのお菓子は12~15個だけ
・3年で一旦終わり

癖すごな制約から始まる面白いお店ですが、だからこそ提供できる価値が当店にはある!!胸を張ってご紹介できるように、これから頭がちぎれるほど考えて参ります。




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