2023/02/01 17:02
以前皆様よりいただきましたマフィンのご予約。
【何になるかはわかんないよ】と言っていましたが、キャラメルで話を進めています。
今日はマフィンに関しての僕の気持ち聞いたってください。
マフィン。むずい。
何が難しいかって【みんなどうやって食べるんだろう】ってこと。
僕が今まで食べなかったから、食べている人の姿が想像できない。
もともとお菓子を発送している時点で目の前で食べない場合のいろんなシュチュエーションに対応できる味付けが求められているのですが、
そもそも自分すら食べないというのは今までありませんでした。
しかしながら【ちゃんとマフィンやってやる】という大口を叩いたからにはものすごいのを作ってやりたい。
今までは食べなかったけど、これなら自分でも食べていきたいと思えるものを作りたい。
そんなモチベーションは今までで初めてでした。
僕は料理でもお菓子でも自分で作ったものは味見以外食べません。
料理人になってから何万と食事やデザートを作っていると、自分んで作ったものなんか食べたくなくなるんです。
そんな感性が染み付いている中で【自分の作ったものを自分で食べたいと思える】のはスーパーハードです。
まず生地はキャラメル。粉は国産でアーモンドプードルも入れて。
そもそもマフィンってパンなの?お菓子なの?ってところから始まりましたが、当店のマフィンは【休みの前日に解凍して休みの朝にコーヒーと一緒に食べたい】をコンセプトに作るためカップケーキのポジションで考えていきました。
あったかいブラックコーヒーやカフェオレに合うように濃く深く歯切れの良いキャラメル生地で。
絶対にパサつきたくないという気持ちから焼き上がりにも秘密の仕掛け。
表面にはキャラメルチョコレートの薄い帽子を被せてクリスピーポップコーンナッツをトッピング。
ブランチを掻っ攫っていくようなマフィンが今出来上がりつつあります。
皆さんのお口に合うように丁寧に考えているマフィンです。
生地は焼き上がってから2日目が最高に美味しく感じられて、自分でも納得いく出来になりました。
うん!これなら恥ずかしくない。
これなら【ちゃんとマフィンやった】って胸を張れる。そんなマフィンです。
ただ生地を混ぜて、ただ焼き上がったものを食べるんじゃなく、その環境を作るマフィンにしたい。
そうやって思って作ってよかったぁーと思いました。
本当はいろんな種類をやってみたい。
でも、食べるシュチュエーションから逆算して作るマフィンにはどのレシピの参考になりません。
なので自分んで一から考えるしかなく、種類を増やすためにはそれなりの時間がかかるため、今年一年をかけていく大プロジェクトになりそうです。
あと最後に本当に言いにくい話が一点。
発送の時は、、すいません。ラップに包んで発送いたします。
大きさ、形がオリジナルなため色々探しましたが見合う袋がなかったんです。
そこだけダサいですが、カッコいい気持ちで作ったのでお許しください。
結構マジモードで考えたので【え!?これ普通じゃない?】って思われたら悔しいです、、が!!
そこはちゃんと評価おねしゃす。