色々なサービスが世にあふれかえ、昔みたいにおもちゃ屋に行かなくてもゲームやおもちゃを動画でみて購入の参考にしたり、一日中家から出なくてもあらゆるモノが手に入る現在。

次のお菓子はどうしようかなぁーと毎回必死に考えているのはきっと僕だけ、

おそらくビジネス的には【過去のお菓子】や【それらの購買状況】を分析すれば、この後どうやっていくかを簡単に判断できるだろうし、これをご覧になっている皆様がお使いのBASEにも、そんな行動を支えてくれる素晴らしいツールはいくつも備わっています。

物事はより簡単に、より詳細に、より論理的に考えることが可能になってきている今この瞬間ですが、

ぼくがここ最近レストランにて提供している料理を通じて思ったのが【それでいいのか？】ということです。

現在レストランにてオンライン非対応のお菓子講習会を不定期で開催していますが、効率的な観点で考えたらそれらも機材を揃えたりしてYouTube にアップすればいいだけのこと。

少し前から【それが嫌】な自分がいました。

それはきっとあらゆるサービスへの反発ではなく、【体験でしか得られない経験がこれからの未来の価値になる】と信じているからなんだと悟って、

自分自身のそんな答えこそがいつも頭を捻らせている原因だと考えました。

僕ほどこの場にて自分のことを語っている人はいないと思います。

僕ほど【何をどうするか】を考えてお菓子や料理を作っている人間は珍しいです。

いつもブログを見ている方々に申し訳ないほど僕がこの場で行っているお菓子のご紹介の本質は【自己表現】で【自己実現】で【自己追求】になってしまっていて、【承認欲求】や【評価】とは程遠い人間臭い行いになってきています。

今週のお菓子もそうです。

何が売れるか。何が流行っているかではなく、

【僕なら何を表現するか】【僕が作る理由は何なのか】をキモいほど考えている詰め合わせになります。

ただ決して勘違いしてほしくないのが【自意識過剰ではない】です。自分で言ってはいけないのかもしれないけど。

"ただ何かを作る"

"ただ組み合わせる"

そんなのが嫌で嫌で、必ず【僕の中で】意味を持たせたくて。

そんな周りからめんどくさがられる僕は、きっとずっとこんな感じで何かを作ります。

"ただ美味しい"ってのも大っ嫌い。

何でもかんでも"なぜ"をつくておきたい人間なんです。