2023/06/07 22:13
実店舗のレストランは最近少し落ち着いてきた。
落ち着くなんて見栄張ってもしょーがないけれど予約は少なくなってきた。
もう少しで一年経つけど何もかもが初めてで、世間の消費者の流れなんてまだまだわからないので、
この落ち着きが【なぜ】続いているのかは神のみぞ知るところ。
1人の経営者としては最悪を想定しておくべきだけれども、
最悪を想定することと、最悪を想像することとは全く違うと思っています。
6月で実店舗がオープンして丸一年
皆様がご覧になっているオンラインストアは4年目に突入しますが、いまだに手探りで毎日を過ごしています。
かっこいいこと、キラキラしたことだけが人生じゃないのは独立した人間が一番よくわかっていると思っていて
皆さんがご覧になっている僕のブログやInstagramは【生々しいリアルな状況】で埋め尽くされています。
1年経ったからといって【皆様のおかげで~】とかもやらないし、ひっそりと【あぁそうだった】とその日を後から気づきそうなものですが、この一年本当に皆様のご感想には助けられました。
僕は元々捻くれていて、お菓子を作る理由もお店を開く理由も、そのどこにも【〇〇の笑顔のために】なんて表向きの笑顔は持っていなくて、その全てが自分の玩具箱をひたすらにごちゃごちゃと探している毎日でしたが、一番大きくこれまでと違ったのが【教えてくれる人の有無】でした。
少し考えたら当たり前。
今の僕には上司もいないし部下もいない。
手探りなんだから日々注意してくれる人もいない。
そんな中で成長する機会はきっと【離れていく人たちの共通点】だと独立する前思っていました。
離れて行く人はなぜそうするのだろう。と考えることで【自分が今しなければいけない事】を見つけて埋めて行く作業だと思っていましたが、実際には多くの方々が残してくれるレビューが僕の道筋を作っていってくれたのだと思っています。
初めは50件のレビューをいただいたらなんだかびっくりしていました。
そのうち200件になって500件になって。
その都度のやりがいの変化はいつも隣にいる妻が一番よくわかってくれていると思います。
レビュー、、正直僕は書いたことがありません。
だってめんどくさいから。
だから書いてくれる人の気持ちがわかりません。
でもね。その気持ちは分からなくても、ものっすごいありがたさが僕の中には刻まれています。
まだまだ下手くそです。
前向きな時もあれば後ろ向きな日もあります。
どちらかと言うと後ろ向きな日の方が多いタイプの人間です。
我々料理人は一生が勉強だとよく言われます。
高齢になった料理人でも、きっと毎日頭を使っているから、キッチンで認知症が進行して行く人間は見たことがありません。
それは逆に言うと【手を止めたら一気に今までの時間が襲いかかってくる】と言うことです。
目の前には食材や調理器具がたくさん並べられている。
それをおもちゃとして扱う人間には【落ち着く】なんて時間があってはならない気がします。
落ち着いてきている実店舗に対して【だからこそ動かなければいけない僕】
その差でしょーもない泣き言をお伝えしてしまう日もあるかとは思いますが、そこらへんも全部含めて僕の店だと思ってくれれば2年目も異質な店として皆様の目に残ると思います。
正直何を描きたいのかここまできて忘れてしまいました。
なんせ下書きのない一発書きなもので。
とにかく、僕の店はこれからもキモいですが、【あいつやってんなぁー】とたまーに思い出していただければ嬉しいです。
微妙なブログだわ。