霜降り明星の粗品になると断言して開けた実店舗2年目の夏

なかなかにキレッキレのツッコミができない、というかやる状況が起きない昨今ですが皆様は寝れてますか？

今日は僕の【価値作り】に関して書いてみようと思います。

価値といって一番最初に想像するのは【レア】や【高価】だと思いますが、僕にとっての価値作りは全く違っています。

基本的なセンスも技能もきっと足りていない僕にとって、価値の創造はみんなが立っているスタートラインにたつために【もう最初から必要】なものであって、何かをより光らせるものでは無いんです。

包装や箱がダサい。

かっこいいリーフレットも作れない。

最近お腹のたるみもやばいを通り越してきた。

そもそもがキモい。

そんなダサオヤジが【身だしなみ】という観点で必要なものが価値作りなんです。

以前【レスカの素で2000円を超えるなんて】というご意見をいただきました。

全文を読んでみると【美味しく召し上がっていただけた本当に嬉しいご感想】でしたが、最初見た時の僕は【怒られるかな】とひやっとしました。

正直にいうとメールを開くのも後で後でとなっていました。

これは商品に対しての自信のなさでは無いんです。

僕が作っている価値というものが皆様の尺度に対して合っているかどうかがわからなかったからなんです。

世の中には多くのかわいらしいクッキー缶や包装があります。

いろんな店がいろんなデザインを取り入れて自分を表現している中、こうやって【僕はこんなおっさんです】と文字として伝えている人はなかなかいないと思います。

自分は自分で受け入れて、晒さないときっとボロが出る。

きっとここまで自分のことをアホみたいに表現しているお店も少なくて、だけど面白いと思う。

世間一般に言う【価値作り】は、なんだか僕にはとっても背伸びした感じに受け取ってしまって、

そもそもの能力値がそれをカバーできないから、バレたら絶対にいいことがない。

だから僕は【馬鹿正直に】自分の正体を晒しているんだと思います。

多分僕にとっての価値つくりって、そもそも信用してもらわないとできないし、信用してもらったとしてもなかなか生み出せるものではないから。

いただいたご感想に対してはなんでも【そのままの飾りっけない性格】でお返ししています。

ありがとうは【ありがとう】

すいませんは【さーせん】で。

そもそも飾れないんだけど、そこを理解した上で【飾らない】が唯一に付加価値だと思っています。

最近のお菓子のご紹介においては

遅くなる、包装がダサい、などを受け入れてもらって、それでもご依頼いただける関係性は

なんだかとっても【クラウドファンディング】みたいな気がしていて、

だからめっちゃ嬉しいです。

【いいよいいよ。やりたいようにやってや。応援しているから】といってもらえている気がして、ありがてぇなぁーと常々思っています。

今回のブログは

【店主さんにとっての商品に対する付加価値ってなんですか？】っていうご注文者様からの質問に答える形になっています。

答えになっているか、答えとして恥ずかしくないかの判断はありますが、

こうやって自分自身を見返せたことは嬉しく思います。

僕にとっての付加価値は【泥臭いけどなんだか懐かしい人間臭さ】です。

キラキラした内容でなくてすんません。

これをご覧になっているみなさんも、質問等ありましたらお聞かせください。

ちょっと真剣に考えてブログにしてみたいと思います。