2026/06/01 10:16
2026年も、もう半分過ぎてしまいました。毎年こんなことを言っているように思いますが、来年もこんなことを言うのでしょう。
仕事柄とはかなり程遠いところで、自分の興味から、好奇心から、AIに関する内容はよく読んでいます。本も読みますし、動画も見ます。
しかしながら、私の料理人という手先を使う仕事においては、AIというものはかなり汎用性が低く、ただの好奇心で終わっていて、「こんなことできたらいいな」と、アイアンマンを見ながら想像する毎日です。
しかしながら昨今、アンサロピックというアメリカの会社が、クロードミュトスというかなり強力なAIを開発しました。
これによって、世界のパワーバランスや仕組みが変わるのかもしれないという声が多く、YouTuberや経済誌でもそんなことがたびたび書かれています。
文字として受け入れる分には、とても面白いです。
しかしながら、何かこの騒動や興味というものは、過去のインターネットの黎明期の時にかぶるような感覚を覚えます。
あの時も、インターネットが世界を変えると言っていました。携帯電話がiPhoneなどのタッチスクリーンに変わった時も、世界が変わると言っていました。
私たちの生活はいまだに何も変わりません。日経平均が6万円を超えたところで、僕の人生には全く関係ないし、AIが進化したところで、それを使える業種ではないから、興味だけ持って実生活は何も変わらない。
やはり多くの人たちは、こういったムーブメントに心を躍らされる部分はあり、それに共感していけるところがかなり大きいですが、それが世の中のトレンドだと信じてしまうのは、いささか危険だと私は思っています。
AIは確かに、私たちの生活に入り込んできていると思います。
だからこそ、多くの人が忘れがちだけれども、AIと何かを作り上げるという先には、それを見てくださる方の信頼があることを忘れてはいけないと思っています。
AIがどんなに素晴らしいコーディングをしても、AIがどんなに素晴らしい提案をしても、AIがどんなに素晴らしい作戦を組んだとしても、結局最終的には人と人との関係性がとても重要になってくることは変わらないし、何よりもAIが介在するからこそ、これまで以上に人と人との関係性は重要なものになっていくと思います。
そこら辺を無視して、ここ最近のAI情勢やテクノロジー業界、もしくはそれらを産業に発展させる業界では、おざなりになっているように私は感じられます。
最終的に人から物を買うには、その商品がいいか悪いかも当たり前にありますが、その人から買いたいかという人間関係が重要になってくると思います。
これは古今東西、今も昔も変わらない、未来もきっと変わらない絶対的なルールであると私は思っています。
関係性を築くのは簡単ではありません。関係性を壊すのはとても簡単です。
昔、親から口酸っぱく言われてきた言葉です。
私のお店は、関係性をとても重要視しています。
関係性を重要視するのであれば、お菓子の包装など見栄えにも気をつけろと言われてしまうところではありますが、何よりも召し上がってくれた方に感謝しかありません。
数多くあるお店の中から、こんな意味わからないお店を見つけてくれて、こんなダサいお菓子の箱を受け取ってくれる。
これ以上に関係性を高めていくものはないと思っています。
だからこそ私は、AIはオンラインショップでは使いません。使えないというのも正しいですが、使わないと言った方が正しいと思います。
自分で自分の言葉を伝えていく。これが私にできることだし、オンラインショップをAIを使って経営していっている多くの方が増えた中で、私にしかできないことだと思っています。
AIで生成される言葉は面白くありません。深くありません。
私は何を言いたいのかわからないかもしれないけれども、興味があり、面白く、深い内容をこれからも考えていきます。
繰り返しますが、私はAIは絶対に使いません。なぜなら、私がやってる意味がないからです。
