忙しい合間のつまみどころ詰め合わせ(ネタバレ)
¥500
これは2月中にご紹介した【レモンケーキの箱】の内容紹介です。
以前までは発送後にメールにてお菓子の内容をお伝えしていましたが、写真がなく分かりにくいことが判明しましたので、このページにてご紹介しています。
購入しないようにお願いします。
購入しても何も届きません
こうやって公開することで、ご購入いただかなかった方々の目にも止まるかと思いますが
【へぇーあいつこんなこと考えて、こんなもん作ってんだぁ】とチラ見していただければと思います。
それでは下記がお菓子の内容です。
くせが強いかもしれない説明ですがよろしゅう。
【キャラメルファーブルトン】
ファーブルトンとは何か、、、というベタベタな説明はやめておきましょう。
そのためにこれを書いているわけではないし、そんなのググれば一発です。
ここで説明しておきたいのは、なぜこれなのか。
ファーブルトン。
奥が深い。
カヌレと同じような液体の生地を、型も伝導率の加減を利用して火を入れる。
均一に、ではなくそうを重ねて。
地味なお菓子ほど化けるもの。
地味な子ほど、垢抜けるもの。
このお菓子もそうで、液状化率を高めるためにキャラメルを適量には配合して作りました。
本来は生地の中に具材を入れますが、ここは【生地】【具材】【ソース】でしっかり分けて、口の中で織り交ぜてほしい。
シンプルだからこそ、おいしいお菓子なのをわかってほしいなぁー。
▪️原材料
牛乳、生クリーム、砂糖、卵、薄力粉、シナモン、塩、バター、ラム酒
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵
◾️お召し上がり方法◾️
全解凍していただき、半分にカットしてお召し上がりください。
ザクザクな食感、キャラメルのトロットした状態、生地自体のトロトロな舌触りがお楽しみいただけます。
【黒胡麻と黒糖のフィナンシェ】
マドレーヌに続きあらわれた黒胡麻フィナンシェ。
マドレーヌと共に、フランス菓子の中でも一位二位を争う日本国内での存在感と親しみやすさですが、ついにそんなほぼ日本なお菓子に、完全な和の要素が加わり完全に帰化しましたわ。
ゴマはすりおろしと、炒りの両方。
バターの要素として黒胡麻を大白胡麻油でペーストに。
構成するほぼ全てがゴマで作られている。フィナンシェはもはや胡麻のフィナンシェと言って、日本を代表しても良いのかと思ってます。
▪️原材料
黒胡麻、大白胡麻油、アーモンドプードル、黒糖、卵、バター、小麦粉、ベーキングパウダー
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵、ナッツ、胡麻
◾️お召し上がり方法◾️
全解凍でお召し上がりください。
少しだけ電子レンジで温めると香りが立っていい感じ。
【濡れ濡れレモンケーキ】
自家製のレモンコンフィを含ませたレモンケーキです。
せっかくいただいたレモンを【一部だけ反映させる】なんてのは邪道です。
フランス料理に携わっている以上、素材は加工してもその良さをしっかりと元の状態に【再構築】してあげないといけません。
レモンの香りとレモンのコクは生地に含めて、レモンの瑞々しさと香りはシロップを作り焼き上がった生地に含ませてレモンを再現しています。
これはもう【レモン】です。
レモン感のあるケーキではありません。
誤解を恐れずに【ケーキと言う部分を外したいくらいレモンです。】
僕はレモンに手を加えて、またレモンを作りました。
車輪の再発明とはまさにこのこと。
もうこれは【びちゃびちゃです。】
自家製のレモンシロップを3、4回に分けてめーーーーちゃ含ませてます。
▪️原材料
バター、砂糖、小麦粉、アーモンドプードル、国産レモン、蜂蜜、ベーキングパウダー、粉糖、レモン果汁
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵、ナッツ
◾️お召し上がり方法
お召し上がりの際は冷凍状態のまま袋から取り出し、お皿に乗せて常温でご解凍ください。
このお菓子はとても多くの水分を含んでいます。
電子レンジですこーしだけ加熱すると、もはや旬のレモンとなります。
【キャラメルマドレーヌ】
結局お菓子って4つの素材を使って全てができる錬金術。
そのバランスは基礎的なものこそあれど、すべては手探りで新しく道を探っていくのが本懐だと僕は思っています。
キャラメルマドレーヌはフィナンシェに続くそういった僕の【解釈】の具現化だと思っています。
キャラメルを僕のオリジナルのマドレーヌの配合に加える。
当然生地が緩くなる。
それはつまり水分量が多くなって旨みも増えるのだけれども、形を構成する素材が少ないので、浮き輪のように表面が柔らかくなる。
それを解決できたら最高なのに!!
最高の食感で最高の味なのに!!
そう思って作りました。
正直、
正直にいうと語りたいことは山ほどありますが、長くなるしキモいので省きます。
ぜひ、ご感想教えてください。
良いも悪いも教えてください。
▪️原材料
バター、小麦粉、卵、有機きび糖、グラニュー糖、アーモンドプードル、ゲランドの塩、ベーキングパウダー、ハチミツ
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵、ナッツ
◾️お召し上がり方法◾️
全解凍でも半解凍でもどっちでもいけます!!
全解凍の場合はお皿に写して常温で1時間くらいです。
今回はレンチンはお勧めできません。
【キャラメル帽子のカヌレ】
言わずもがな、なキャラメルの帽子を纏ったカヌレです。
えっと、、これに関してはこれ以上は言うことないかも。
キャラメルにはチョコレートを混ぜてカヌレとの美味しさの差ができないように作っています。
前歯やられるかもしれませんが、半解凍で【縦】に召し上がっていただけると、キャラメルがついているところ、ついていないところが口の中で混ざって美味しいです。
これは余談ですが、料理の世界ではあえて【バラバラなテイスト】を作り出します。
人はしっかりと混ぜられているものよりも【混ざり切っていないもの】の方が口の中で美味しいと思うのです。( *`ω´)
▪️原材料
バター、小麦粉、卵、グラニュー糖、ゲランドの塩、牛乳、トンカ豆、ラム酒、チョコレート
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵
◾️お召し上がり方法◾️
半解凍でお召し上がりください。
キャラメルで作っているので解凍前にフィルムから剥がしてからお皿等に移して常温で約45分くらい。
触ってみたら表面が【パキッて】なります。
【黒ゴマと黒糖のアイスキャンディー】
ぶっちゃけ言うと、業務用の素材を扱っているスーパーには、ごまのアイスクリームなるものが2リットルの容器で売ってあります。
だけど、その多くは、ごま風味であり、胡麻ではありません。
僕は黒ゴマを愛しています。ごま塩から始まり、とんかつの際にはソースに入れても、フィナンシェにしたり、マドレーヌにしたり、何でも合うのが素晴らしい和の要素だと思っています。
だからこそ自分で作りたかったんです。
胡麻は好きだからこそ嘘をつきたくはない。
もし、、仮に、、まぁまぁだと判断されたら、
きっと僕の集中がそこまでだったんだと思います。
でもそうならないように作っています。
黒胡麻のアイス。
そのまんまです。
ひねりなんてない。そのまんまストレートな黒胡麻のアイスクリームです。
▪️原材料
国産黒胡麻、大白胡麻油、卵、砂糖、黒糖、黒蜜、牛乳、生クリーム、ホワイトチョコレート
◾️アレルギー成分
乳製品、胡麻
◾️お召し上がり方法◾️
ゴマのアイスクリームはホワイトチョコレートでコーティングしてあります。そのままかぶりついてください。
歯がきゅんと痛くなっても我慢しましょう。
今回が(息抜き)のお菓子の全容です。
一見地味に見えます。地味に見えるんです。
でも、地味な奴ほど基礎をしっかりと作り込んでいます
基礎をしっかり作っているからこそ地味なんです。
地味が良いとは言いません。でも地味な奴ほど信頼がおけるんです。
今回のお菓子は、次の僕のアイディアの爆発に対しての緩衝材と言えるかもしれません。