【初夏の朝をつくる小さな10のお菓子セット】のネタバレ
¥5,500
SOLD OUT
このページは2026年3月にご注文いただきましたお菓子の内容のネタバレページです。
お手元に届いたお菓子や、これから届くお菓子のワクワクを高めたり、少しだけ次の一口を楽しみにする時間へとお役立ていただけたら嬉しいです。
前回は2月のお菓子についてご紹介しましたが、今回は季節も少し進み、空気の軽さや時間の流れそのものが変わってきた頃の内容になります。
同じようにお菓子を作っていても、季節が変わると考え方や組み立て方も自然と変わっていきます。
寒さの中で濃度を楽しんでいた2月とは違い、3月はもう少し余白や軽やかさ、そして日常の中での“使い方”を意識した設計になっています。
その中で今回ご紹介したのが、「朝を楽しむためのセット」です。
起きてすぐに何か特別なことをするわけではないけれど、少しだけ気持ちを整える時間。
コーヒーを淹れるでもなく、ただ甘いものを一口食べるだけでもいい。
そんな“わざわざではない時間”に寄り添うことを前提に組み立てています。
2026年も気づけば5月に入り、あっという間に6月へと向かっていきますね。
【りんごのパウンドケーキ】
まずひとつ目は、りんごのパウンドケーキです。
りんごは果肉だけでなく、皮から丁寧にエキスとペクチンを引き出します。皮を煮出して抽出した成分をさらに煮詰め、とろりとした濃度のりんごのソースへと仕上げています。この工程によって、りんご本来の香りと、自然なとろみがしっかりと残ります。
使用する品種は富士りんごです。酸味と甘みのバランスがよく、加熱することでその輪郭がよりはっきりと立ち上がります。一度キャラメルと合わせてピューレにし、コクとほのかな苦味を重ねたあと、最後に皮から抽出したソースで全体をまとめています。
焼き上がったパウンドケーキには、そのソースをしっかりと含ませています。さらに、カットした断面にも同じように染み込ませることで、外側だけでなく内側まで均一に味が行き渡るようにしています。その結果、どこを食べてもりんごの風味が感じられ、少しフレンチトーストを思わせるような、しっとりとした質感に仕上がっています。
朝の時間に寄り添うような、やわらかくも奥行きのある一品です。
また大変申し訳ございませんが、りんごのパウンドケーキに関しては、色違いのワックスペーパーが見つからなかったため、袋の上から私らしくないシールを貼らせてもらっています。
シールが貼っている袋はりんごのパウンドケーキです。(写真2枚目)!!
■原材料
バター、小麦粉、砂糖、卵、ベーキングパウダー、国産りんご、生クリーム
■アレルギー成分
乳製品、小麦、卵、りんご
【キャラメルのパウンドケーキ】
自分のことを自分で語るのは、少し照れくさいのですが、ひとつだけ。
よく「キャラメルが美味しい」と言っていただくことがあります。
正直なところ、自分ではそこまで特別なことをしているつもりはありません。ただ、気づけば何度も作り続けてきた結果として、少しだけ輪郭がはっきりしてきたのかもしれません。
そんなキャラメルを、そのまま生地に混ぜ込んだパウンドケーキです。
今回のものは、シナモンのような香りの要素は加えず、あくまでキャラメルそのものの味わいに焦点を当てています。
しっかりと火を入れて、ほのかな苦味とコクを引き出したキャラメルに、ほんの少しだけ塩を加えることで、甘さの奥行きを整えています。
派手さはありませんが、口に入れたあと、ゆっくりと広がる余韻があります。
食べ終わったあとに、ふと鼻から抜ける香りを感じてもらえると、このお菓子の良さが少し伝わるかもしれません。
日常の中にすっと溶け込むような、静かなキャラメルのパウンドケーキです。
■原材料
バター、小麦粉、卵、有機きび糖、グラニュー糖、アーモンドプードル、ゲランドの塩、ベーキングパウダー
■アレルギー成分
乳製品、小麦、卵、ナッツ
■お召し上がり方法
完全解凍でお召し上がりください。
キャラメルを使用しているため、冷凍状態ではフィルムが張り付きやすくなっています。半解凍になる前の固い状態でフィルムを外していただくと、扱いやすくなります。
【朝のパウンドケーキ 〜黒糖の余韻と、静かな甘さ〜】
今回のパウンドケーキは、生地そのものはできるだけシンプルに整えています。
余計な要素を足さず、ベースとなる生地のバランスを丁寧に組み立てることで、あとから重ねる味わいをしっかりと受け止められるように設計しています。
焼き上がりには、黒糖を使ったコクのあるソースと、ほんのりと香ばしさを持たせたバターを合わせ、なめらかな状態に整えてから生地に含ませています。
熱を持った生地にゆっくりと染み込ませることで、表面だけでなく内側まで均一に味が広がり、どこを食べても黒糖のやわらかな甘さが感じられるようにしています。
さらにカットした断面にも軽くソースを重ねることで、時間が経っても乾かず、しっとりとした質感が続きます。
「朝」と名付けたのは、強い印象を残すためではなく、日常の流れの中で無理なく手に取れる存在にしたかったからです。
特別なことをするわけではないけれど、少しだけ気持ちを整えたいとき。
そんな時間に、自然と寄り添うような味わいを目指しています。
甘さは控えめで、黒糖の深みとバターのコクが静かに重なり合い、食べ終わったあとにほんのりと余韻が残るような仕上がりです。
口に入れるとほろりとほどけ、あとからゆっくりと香りが立ち上がる。
そんな小さな変化を感じながら、いつもの朝に少しだけ余白を持たせていただけたら嬉しいです。
▪️原材料
バター、卵、砂糖、小麦粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダー、黒糖、蜂蜜
▪️アレルギー表示
卵、乳、小麦、ナッツ
▪️お召し上がり方
冷蔵庫で解凍後、軽く温めてお召し上がりください。
コーヒーにも、ほうじ茶にも、静かに寄り添います。
【紅茶カヌレ】
いつものカヌレの生地をベースに、紅茶の香りをしっかりと重ねた一品です。
今回はキャンベルズパーフェクトティーの茶葉を使い、牛乳にじっくりと風味を移しています。短時間で抽出するのではなく、ゆっくりと時間をかけて煮出し、そのまま一晩休ませることで、香りとコクが自然に溶け込むようにしています。
甘さは白糖だけでまとめるのではなく、きび砂糖を少し加えることで、紅茶のやわらかな渋みや香ばしさと無理なく馴染むように整えています。強さを出すというよりも、全体を丸くまとめるための設計です。
焼き上がりは、外側はしっかりと香ばしく、中はもっちりとした食感。冷凍から解凍していく中でも、その表情が少しずつ変わっていきます。
口に入れた瞬間に広がる紅茶の香りに、ほんのりとラム酒の余韻が重なり、落ち着きのある味わいに仕上げています。派手ではないけれど、静かに印象に残るようなバランスです。
さらに今回は、このカヌレの中に、同じキャンベルズパーフェクトティーで仕立てた紅茶のムースを忍ばせています。焼き上げたあと、外側がカリッとした状態のまま中に注入することで、外と内で異なる質感と温度のコントラストが生まれます。
ひと口の中で、焼き菓子とムースがゆっくりと重なっていくような構成です。
特別なことをしているようでいて、あくまで日常の延長線にあるお菓子として、自然に楽しんでいただけたら嬉しいです。
▪️原材料
牛乳、卵、きび砂糖、グラニュー糖、小麦粉、バター、紅茶、ラム酒
▪️アレルギー表示
乳、小麦、卵
▪️お召し上がり方
冷凍状態から冷蔵庫でゆっくり解凍し、中心が少しひんやりと残る“半解凍”の状態でお召し上がりいただくと、外のカリッと感と内側のしっとり感、さらに中のムースのなめらかさのコントラストがより楽しめます。お好みで完全解凍しても、紅茶の香りをしっかりと感じていただけます。
【レモンソース入り 四角い生チョコ】
少しだけ変化をつけた生チョコです。
今回中に忍ばせているのは、いちごではなく、国産のレモンを使ったソースとコンフィ。
しっかりとした酸味を持ちながらも、角が立ちすぎないように整えたレモンソースと、やわらかく火を入れて仕上げたレモンコンフィを組み合わせています。
酸っぱさだけが先に来ないように、でも甘さに寄せすぎないように、その中心のバランスにはかなり気を使っています。
そのレモンの芯を、生チョコの中心にそっと置き、周りを完全乳化で仕上げたなめらかなチョコレートで包み込んでいます。
外側は濃厚でやわらかいチョコレート。
中には、きゅんとした酸味とほろ苦さを持ったレモン。
このコントラストが、ひと口の中でゆっくりと重なっていきます。
半分にカットするよりも、思いきってそのままかじっていただいた方が、内側の変化をより楽しんでいただけると思います。
口に入れた瞬間のなめらかさと、そのあとに広がるレモンの輪郭。
まだ夏にはなりきらないこの季節の中で、少しだけ先取りしたような、でもどこか春の延長にあるような味わいです。
重たくなりすぎず、でもしっかりと満足感が残る。
そんなバランスを狙っています。
■ 原材料
ダークチョコレート、ミルクチョコレート、生クリーム、バター、水あめ、国産レモン、砂糖、卵、牛乳
■ アレルギー成分
乳製品、卵
■ お召し上がり方法
完全解凍でお召し上がりください。
プレーンの生チョコと間違えやすいため、
茶色のワックスペーパーに包んでいます。
冷蔵庫から出して少し常温に戻すと、
中のレモンソースがよりなめらかに広がります。
カットしても、そのままかじっても。
お好きな方法でどうぞ。
以上が今回のご紹介です。
箱を開けた瞬間から、食べ終わるまでの時間が、
少しでも楽しいものになれば嬉しいです。
どうぞ、最後までお楽しみください。





















