皆様お待たせしました。ようやくレモンケーキの解凍データ、取り終えました。ほんとはもっと早くまとめとけやって突っ込まれそうなんですけど、そこはぐっと飲み込んでいただいて…どうせやるなら理屈っぽく、でもわかりやすく、背景をしっかり添えて、信頼してもらえる情報として出したいと思ったんです。だから今回は時間をかけて研究っぽいこともして、ようやく公開できるところまで来ました。

ただし、どれだけ分析を重ねてもご家庭の室温など“変数”が多いのも事実です。一応参考程度に、、という形で下記の目安をお使いください。

▶解凍の手順

①　お手元に届いたレモンケーキは袋に入っています。それを開けてからお皿などに移して解凍を始めてください。袋のまま解凍すると水分がこもり、表面が湿気やすくなりますので必ず袋から出して常温で。

②　ここでの常温は実測値として、室温25.7℃、湿度32％を前提にします。比較的からっとした環境です。

③　この条件下で、解凍開始から31分6秒98で、レモンケーキは食べ頃の状態になりました。中心まで柔らかく、香りがふんわり広がる瞬間です。

④　解凍は外側から進みます。焼成時の熱で外側の水分が少なくなり、そこから内部のしっとりした部分に水分が移動します。完全に解凍し過ぎると全体が均一に水分を含んでしまい、食感がぼやけやすくなります。そのため僕のおすすめは、ちょうど食べやすい柔らかさに整ったタイミング＝今回でいえば30分前後の状態です。

もともとレモンケーキは焼き上がりの段階で内部にレモンの酸味と香りがじっくりと閉じ込められています。解凍が進むにつれて、そのレモンのおいしさが少しずつ生地全体に染み渡っていくのが分かります。今回の実験中、思わず誰もいないレストランで「最高だ！」と叫んでしまったほどです。

目安の時間はあくまでも参考ですが、AIの力を借りて何度も測定した統計値ですのでご活用ください。もし試してみて違う食感になった場合は、ぜひOpenAI社へ【どないやねん！】とメッセージしてみてください。昨今話題のサムが丁寧に返信してくれる…かもしれません。