【ネタバレ】今年最後の詰め合わせボックス
¥8,400
SOLD OUT
ここまで多くにレビューが集まり、長いことお菓子を見てくれた方々、召し上がってくれた方々に、もはやこれ以上に説明する必要はあるのか、説明以上に届けなければいけないのは顎のストレッチのノウハウなのではないかと自問しましたが、今回が初めての人へ【インテリジェンスに問いかけるような禅問答】のような説明は、あまりにも酷で、あまりにもひどいので、今回もこちらにただいま発送している9月にご注文を受けたお菓子の箱の説明を載せたいと思います。
毎度多くの方に勘違いを与えてしまい、これを購入するとお菓子が届くのではないかと間違えてしまうような過去のお菓子のネタバレではありますが、これを購入しても、全く何も届かないどころか、おっさんから(キャンセルするよー)と言ったようなうざいメールが届きますので、こちらを購入しないようご注意ください。
また皆様のお手元に届いたお菓子の箱の中には店主の育ちが垣間見える字の汚いショップカードが入っていますが、そこに書いている日付けがお菓子の賞味期限になっています。
賞味期限とは関係なくお早めにお召し上がりくだされ。
それでは下記にお菓子の説明をまとめます。
箱に入っているわけではないけれども、単品の栗のバスクチーズケーキをご購入された方へ。
【栗のバスクチーズケーキ】
えーーー
この時期になると栗が届くんです。
こう言った立場で言ってはいけないのはわかっているんですが、剥くのめっちゃめんどくせー。
栗って手をかけた分美味しくなるんですが、手がかかりすぎる。
いつも届くこの量。
俺これやってる途中で死ぬんじゃねーかって量です。
指先バッキバキ。
そんな栗を茹でこぼしてからなめらかにペーストにしたところからが【始まり】
ニュージーランドと北海道のクリームチーズをミックスさせ、ペーストを加えてふっくらと高温で焼き上げたバスクチーズケーキ。
火は通っているけど余計な加熱はしないのがバスチー
今回も気に入ってもらえたらいいな。
こんなこと言っといてあれですけど、いちいちどこどこの栗使ってるとか、よくインスタで見るけど、僕あれダサいと思っています。
作るならそーゆーところは隠してでもいいもん作り上げろやって思っちゃいます。
他の人には内緒ね。
▪️原材料
クリームチーズ、栗(大阪能勢産)、砂糖、卵、ハチミツ、小麦粉
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵
◾️お召し上がり方法◾️
全解凍でお召し上がりください。
半解凍でもまぁいける。
【紅茶カヌレ のホワイト帽子】
僕の基本的なカヌレの生地に、キャンベルズパーフェクトティーの茶葉をたっぷり入れて作ったカヌレです。
基本的な作り方は同じですが、牛乳に紅茶の風味をしっかり移し、砂糖自体も紅茶に合わせてきび砂糖をブレンドして作っています。
噛んだ瞬間にふわっと香る紅茶が特徴的な僕のスペシャリテです。
ただここで!!僕は今遅くなりましたがサウナにはまっています!!
何を隠そうサウナハットにあこがれて!!
ミーハーな僕ではありますが、ばちーっと焼いた紅茶カヌレにホワイトチョコのサウナハットをかぶせて整う準備は完璧です。
▪️原材料
牛乳、卵、砂糖、小麦粉、ラム酒、紅茶、バター、ホワイトチョコ
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵
◾️お召し上がり方法
半解凍でお召し上がりください。
ここはかぶりつきましょう!!
【ナッツでしかないヌガーバー】
頭の回転を司る糖分。
最近やれ砂糖は良くないとか、やれ牛乳は悪いとか。
理屈見たいなことははっきりわからないけれども。
これだけははっきり言えます。
料理人として歩んできた人生、美味しいものは人が幸せになれる最短の方法だということを。
あんまぁー!!
そう思うことでしょう。
しかし中には山盛りのナッツ。
山の動物からしたら冬眠前に喉から手が出るくらい欲しい一品です。
ちょこちょこと、リスのようにお召し上がりください。
▪️原材料
バター、生クリーム、蜂蜜、砂糖、塩、オーツムギ、胡桃、アーモンド、ピーナッツ、レーズン
◾️アレルギー成分
乳製品、ナッツ
◾️お召し上がり方法◾️
中途半端な解凍からでも美味しくお召し上がりいただけます。
【キャラメルりんごファーブルトン】
以前召し上がっていただいた方からオーダーのあったりんごのサーブルトン。ご希望いただいた時期にはまだりんごの季節じゃなかったので、実際に反映させるのが遅くなってしまいましたが、今回やっと作り出せました。ファーブルトンとは何か、りんごはどこのものを使っているのか。といった。当たり前すぎる。自己紹介はここでやめておきたいと思います。
ここでは僕はしっかりとストーリーを語った方が良い。深くそう思いました。
フランス料理人を肩書きにしている上で、りんごとは何か、りんごとどう向き合うのかと言う奥深い提案をお客様からいただいたと勝手に思って自分を鼓舞している昨今。
自分にとってりんごはどうあるべきなのか。青森県出身の僕にとっては切手は切れない問題だと思っています。ファーブルトンの中でりんごをどう活用するべきなのかで、1番最初に思いついたのは、リンゴのそもそも持っている。水分を使っての蜂蜜作り。そこからのキャラメル作り。
それを生地に練り込まなければ、りんごのファーブルトンとは言えないと思います。
りんごのファーブルトンは、多くの人がファーブルトンの生地の中にりんごを入れるだけ、と思ってしまうかもしれませんが、私はこの南大に立ち向かうべくしっかりと考え抜けたと自負しています。
まずはりんごをたくさん使い、皮をむき、大子状にカットします。むいた。皮と芯の部分はひたひたになる位の水分を加え、30分から40分ほど加熱してペクチンを抽出。裏をした後、そのソースをしっかりと煮詰め、りんご蜂蜜としました。これだけで身の回りに鉢がかかってきてアナフィラキシーを起こしそうなものですが、そこは防護服としっかりした衛生環境で緩やかに流します。水分を取ったりんごはピューレにして、生地の中へ、生地を作る段階で、既に大量のりんごを消費しています。
また、もう一つ新しいりんごをダイス状にカットした後、こちらは食感の残せるようにキャラメリゼ。今は秋映を使っても良いシーズンではありますが、私はここであえて青森県出身なので、フジと津軽の2種類を使って旨味を引き出そうと思いました。
津軽といえば僕です。今後皆様覚えておいていただきたいです。生地にもピューレを含めたファーブルトンの香り、具材としてもりんごをしっかりと入れ込むことで、りんごそのものをペーストと具材で再現したいと思いました。
最後にりんごがしっかり見えている。表面にりんごの蜂蜜を薄く塗ります。
終始思っていたのは、いいか悪いかの話では無いですが、りんごを表現したければ、りんごの香料などを使ったほうが早いなぁと言うこと。僕はあまり香料を使わないので、りんごの香料なるものが存在してるのかよくわかりませんが、確かに簡単で言うのであれば、考慮を使った方が良いのかもしれません。そんな高いものでもないでしょう。しかし僕はいつも野菜やフルーツは農家さんからいただいています。このりんごも青森の農家さんからいただきました。野菜を仕入れている農家さんから紹介をいただき、縁あっていただいたものです。80歳を超えるようなおじいちゃんとおばあちゃんの夫婦ですが、今から青森のりんごを送るよ。大ちゃん今回もがんばってね。(大ちゃんは僕です)と手紙を添えられると、光量を使って手を抜くより、いただいたものを最後までカスカスになるまで使った方がいいんだろうなぁと思います。これは決して香料や着色料が悪いと言う話ではありません。単純にいただいたものは大事にしておきたいと言う気持ちの話です。そうやっていただいたものですから、ちゃんと向き合ってしっかり考えるのがフランス料理をやっている人間のあるべき姿だと思っています。
皆さんにおかれましては、ファーブルトンを食べるときに、表面に蜂蜜が塗ってあるため、(これを蜂蜜と言っていいのかは議論の余地がありますが、)少しべたついてしまうかもしれません。
本来であれば食べる皆様のことも考えて完成させなければいけないのですが、それをしないのが僕の店だと思っています。今回のお菓子、おいしいか美味しくないかの判断もそうですが、ぜひその背景にあるストーリーも皆様に召し上がってほしいと思っています。そのご感想を青森のじいちゃんとばあちゃんに送りたいと思っていますので、よろしくお願いします
▪️原材料
牛乳、生クリーム、砂糖、卵、薄力粉、シナモン、塩、バター、ラム酒、青森津軽りんご、青森フジりんご
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵、りんご
◾️お召し上がり方法◾️
全解凍していただきお召し上がりください。半解凍でも美味しく召し上がっていただけます
【フィナンシェ のあんこサンド】
ただ挟む。
僕がしたのはそれだけです。
しかも生チョコ以来最大の逆輸入。
しっかりと炊き上げたあんこはカリッカリのフィナンシェでこっふりサンド。
それは挟むと【ただの】では、済まなくなる事は今回の一品で証明できたと思います。
▪️原材料
バター、小麦粉、卵、有機きび糖、グラニュー糖、アーモンドプードル、ゲランドの塩、ベーキングパウダー、ハチミツ、北海道産小豆、生クリーム、ホワイトチョコ
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵、ナッツ
◾️お召し上がり方法◾️
全解凍でも半解凍でもどっちでもいけます!!
【黒胡麻と小豆ミックスのティグレ】
もはや僕は黒ゴマのお菓子に自信を持っているのでしょう。
通常のフィナンシェ生地とは違う配合で、黒ゴマのティグレも作ってしまいました。
中に入れるのは、もちろん和の要素を含んだあんこ。
ただ今回は少しテイストを変えて、小豆は2種類を用意して、片方はゆで小豆に。片方はあんこにとテクスチャーをつけてのご用意です。
ゴマのリッチな感じな生地にあんこのリッチな感じのやつ。
これは和菓子に宣戦布告してます。
ご容赦を。
▪️原材料
バター、卵、砂糖、小麦粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダー、生クリーム、北海道産小豆、生クリーム
◾️アレルギー成分
乳製品、小麦、卵、ナッツ
◾️お召し上がり方法◾️
全解凍、半解凍どちらでもお楽しみいただけます。
なんなら少し温めてもいい感じです。
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また写真はイメージな部分もあるので、都度お菓子の状態を見てカットの方法などは変えることがあります。
任せとけ!!
中のフィリングなどは増えることはあっても、ステルス値上げのように【黙って減ること】は絶対ありません。ご安心を。
それでは今回も楽しんでくだされー